目次
5. ワードプレスの初期設定をする
ワードプレスのインストールをしたら、初期設定を行っていきましょう。
WordPressの初期設定をするメリットは以下となります。
WordPress初期設定のメリット:
- SEO対策
- セキュリティの強化
- 記事制作の向上
メリットを最大限に活かすために記事を書く前に初期設定を必ずしておきましょう。
WordPressの初期設定をする
- サイトのタイトルを決定する
- アドレスの「https」化をする
- 「http」→「https」のリダイレクト設定をする
- メールアドレスを設定する
- パーマリンクの設定をする
- プラグインの設定をする
- デザインテーマの設定をする
- Google Analysisの設定をする
- Google Search Consoleの設定をする
①サイトのタイトルを決定する
WordPressの管理画面(https:// あなたのドメイン名 /wp-admin/)にログインしましょう。
管理画面にログイン後、サイドバーの「設定」→「一般」をクリックします。
サイトのタイトルを決めていきましょう。当ブログは「Bright Lights」です。
②アドレスの「https」化をする
SSL化をしていきましょう。
注意点:当ブログの「ブログの始め方③」記事の「エックスサーバーでドメイン設定」にてご紹介したSSL化をしていない場合は、サイトに出来なくなるので設定をしないでください。
管理画面から→「設定」→「一般」にアクセスし、WordPressアドレス(URL)とサイトアドレス(URL)の「http」に「s」を加えて「変更を保存」をクリックします。
入力後、ログイン画面に戻りますが、ログイン画面のURLが「https」に変更されているのが確認出来ると思います。ユーザーIDとパスワードを入力して再ログインしましょう。
③「http」→「https」のリダイレクト設定をする
サイトを「https」化したらリダイレクト設定を行いましょう。
「https」へのリダイレクト設定とは、「http://」にアクセスしたら「https://」に飛ばす(「リダイレクト」)する設定です。設定はエックスサーバーのサーバーパネルで行います。
注意点:当ブログの「ブログの始め方③」記事の「エックスサーバーでドメイン設定」にてご紹介したSSL化をしていない場合は、サイトに出来なくなるので設定をしないでください。
エックスサーバーのエックスパネルにアクセスします。
ログイン後、「.htaccess編集」をクリックして、ご自身のドメイン名を選択します。
「.haccess編集」タブをクリックします。すると見慣れない文字列が表示されます。
文字列を変更する前に、必ずメモ文字列を変更する前に、必ずメモ帳などのエディタを利用して文字列をコピペして保存しましょう。
設定を誤った場合、ブログにアクセス出来なくなる恐れがありますが、メモ帳にコピペした文字列を使えば元に戻れます。
.htaccessに記述する内容
SSL化による「https」への統一はGoogleが公表しているように、ページが優先的にインデックスされることや、httpsをランキングに使用する旨のアナウンスがあったことから、多数の方々がSSL化に対応しているかと思います。
ただし検索順位のために常時SSL化をするというよりも、ユーザビリティといったGoogleの目指す考え方に対応ことといえます。
このURLの統合は「.htaccess」を利用した「301リダイレクト」によって対応しますが、SSLに対応するために全てのページもしくは一部を指定して「http」から「https」へリダイレクトする場合とで少し記述が異なるので注意が必要です。
またリダイレクトには302ダイレクトという一時的な移転を意味するものも存在しており、実際に設定した後は正しくリダイレクトされているかどうかなど、動作チェックなどもしておきましょう。
サイト全体で移行する場合:
まず、サイト全体で「https」にリダイレクトする場合の記述方法です。これは以下のように「.htaccess」ファイルに記述することで、全てのページが「https://~」へリダイレクトすることになります(※「https」でない場合、「https」へ301リダイレクトするという指示)。
<IfModule mod_rewrite.c>
RewriteEngine On
RewriteCond %{HTTPS} off
RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R=301,L]
</IfModule>
ちなみに「https」へのリダイレクトによって常時SSL化することは、ページ内に「http://」から始まる外部などのファイルを置くことは出来ません。
そのため、完全にSSL化へ対応する場合には、ページ内に設置した外部ファイルなど「http://」からはじまるファイルを削除、または「https::」に対応済みのファイルへ変更する必要があります。
つまりこの記述方法は、全ページ「https」にリダイレクトして問題ない場合になります。
サイト内の一部を移行する場合:
サイトの一部分のみを指定して「https」に対応する場合のリダイレクト方法についてです。
この場合は以下のように「https」に301リダイレクトしたいurlをページ単位、またはディレクトリ単位で指定し、必要あらば改行して複数指定します。
コピペが完了したら文字列の一番上に以下の文字列を追記しましょう。
RewriteEngine On RewriteBase / RewriteCond %{REQUEST_URI} ^(httpsにリダイレクトしたいページの相対パス).*$ [OR] RewriteCond %{REQUEST_URI} ^/form/.*$ RewriteRule ^.*$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R,L]
この場合だと/form/のディレクトリ配下にあるファイルがそれぞれ“https”にリダイレクトされることになります。一部のページだけをSSL化させたい場合に利用すると良いでしょう。
今回は全体をリダイレクトする記述を文字列の一番上の部分にコピペします。コピペすると以下のようになります。
追記したら「確認画面を進む」をクリックし、「実行する」をクリックします。これでリダイレクトが完了です。
④メールアドレスを設定する
ブログに対するコメントやWordPressからの連絡を受け取るためのメールアドレスの設定をしましょう。
⑤パーマリンクの設定をする
ブログ記事のURLのことをパーマリンクといいます。下記の例では「/test」の部分を設定してきます。
(例):https://tokio-vlog.com/test
パーマリンクの設定をシンプルにするとSEO的に評価されやすくユーザーに非常に分かりやすくなるので、しっかりとパーマリンクの設定をしましょう。
まず「管理画面」にアクセスして「設定」→「パーマリンク設定」をクリックします。
次に「共通設定」→「カスタム構造」を選択して「/%postname%/」します。
これでパーマリンクの設定は完了です。ブログ記事の投稿画面から、URLを自由に設定出来るようになります。
⑥プラグインの設定をする
プラグインとはWordPressを便利にしたり、さらに使いやすくするための外部アプリのようなものです。WordPress Codex日本語版(公式オンラインマニュアル)によると、プラグインは以下のように定義されています。
初期インストールの WordPress の機能を拡張したり、新たな機能を追加するものです。WordPress には素晴らしいプラグインがたくさんあり、以下の画面で手軽にインストールと管理を行なえます。
プラグインの中には、セキュリティ強化をしてくれたり、記事を書きやすくしてくれたり、SEO対策をしてくれるものなどが存在します。どのプラグインをインストールすべきかは別の記事でご紹介したいと思います。
⑦デザインテーマの設定
WordPressでは、ブログのデザインのテーマ(テンプレート)をインストールすることで、簡単にデザイン変更をすることが出来ます。
デザインテーマは有料のものと無料のものがありますが、有料テーマは美しいデザインになるだけでなくSEO対策もされているので、記事内でアフィリエイトリンクを貼ったりする際もとても便利で機能面も非常に充実しています。ブログを本格的に始めて稼いていきたい方は有料テーマをおススメします。
当ブログでは「AFFINGER 5 (WING)」という有料テーマを使用しています。
以下はおススメの有料テーマとなります。どのテーマでもSEO対策がされており使いやすいです。
- AFFINGER 5 (WING)
- THE THOR
- SANGO
- STOCK
- 賢威
⑧Google Analyticsの設定をする
ブログのアクセス数やユーザーの動きを捉えるためのアクセス解析ツール「Googleアナリティクス」を導入します。導入することでブログ運営に役立つ以下の指標を可視化することが出来ます。
- ユーザー数
- ページビュー数
- 平均ページ滞在時間
- 離脱率
- 直帰率
ブログの状態をチェックしておくことで、SNSの記事をシェアした時や記事の反応などが確認出来るようになります。
WordPressでGoogleアナリティクスを設定する手順については以下の記事でご紹介しています。
Google Analytics (アナリティクス)の設定・設置方法
⑨Google Search Consoleの設定をする
SEOの検索順位やサイトのインデックス登録などのチェックが出来る無料ツールが「Google Search Console」です。「どのような検索」で「どれくらい表示」され「どのくらいクリックされたか」が分かります。
導入すると主に以下が可能となります。
- サイトマップを送信出来る
- サイトのインデックスをリクエスト出来る
- どのようなクエリでSEO流入があるか確認出来る
- クリック数、表示回数、CTR、掲載順位がわかる
ブログの改善のため、頻繁に使用するツールですので確実に導入しましょう。
WordPressでGoogle Search Consoleの設定方法は以下の記事でご紹介しています。
Google Search Console(サーチコンソール)を設定しよう!
以上、WordPressの基本的な初期設定をご紹介させて頂きました。